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小中高と、掃除のときに枯葉などを入れる竹のざるみたいなものを、「み」といっていた。箕のことである。

実は高校では、いつだろう、垣根になっている松ノ木の新芽を摘んでしまう、まあ素人も素人、生徒が剪定する。男子は一応高バサミなども持つが女子はお花のはさみ、柿をちぎるはさみ、とにかくそういうはさみをめいめい持ってくる。持ってこられないと言うことはあまりないのだ。ない子は摘んだものをほうきではいて箕に入れて、置き場においてくる。

女子の場合大胆に刈り込んでしまうということがないので適当に先生が見回りに来るが、特に一年生男子は喜んで刈り込みすぎるのでほとんど常に先生が監視している。高バサミが届かない背の子がやりたがる場合があり脚立にのっているので「落ちるな、揺さぶるな」と忙しい。自分も見本を見せるので口も手も忙しい。

で、次の時間は体育は入らないはずだ。体育教師の人がもうもうと松を燃やしていて一年の教室は運動場から遠い北の棟の、三階の端にあったのに松の燃えるなんともいえないいいというわけでも悪くもない、松が燃えているなという匂いがした。
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父はわざわざ今まで全裸で来て壁に寄りかかって倒立し、開脚したり戻したりと言うけったいな体操を毎日していた。私も妹も嫌だと文句を言うと

「お父さんの健康法やで、やめん」とのたまう。

母に目を向けると「どこのおじちゃんだってそうだから」と取り合わない。

今帰っていくと、冬なのでストーブの前まで来て、コタツの中の温まった下着を着ていた。

そんなちちなので、認知症と言う言葉もないころ

「お父さんはぼけたら全裸で家から出て走り回るだろう」と三人で言っていた。まだ三人とも老いというものを知らなかった。

私は小学校三年の一学期でその学校を転校したから、いまどうしてるかよくわからない。

一年のクラスで、背が小さい順三人なのでした。とにかく不動のちび三人。学校の帰り道にあるこの家で遊ぶときも、ちびだからというので損な役割しか来なかった。私は三月生れで、女子では一番小さい(幼い)ので、どうしたって損である。

怒ったのはその子よりひと月だけ下の女の子だった、私だって来月7才になるのにこんな仕打ちを受けるいわれはない!もうあのこのおうちでは遊ばない!かんかんである。

仲が良かったからか、損な目にあって怒っているのは同じだからか、三人で砂場を掘ったりして遊んでいた。

一年最初のころ、私はブランコが漕げなかった。一生懸命教えてくれたのもこの子達で座って漕いで、ぴょんと飛び降りるまでに上達したけどあまり飛べなかったのでブランコが戻ってごちんと頭を打つのも防いでくれた。

私にとって純粋な友達は、小さい自分ではこの子たちだけだ。高校以上になると話が違うが。
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